『ワイルド・スワン』の著者・ユン・チアンが
『マオ―誰も知らなかった毛沢東』という本を出していたのを
最近知りました。
ワイルドスワンは高校の時に読みましたが、
元々うっすらとあった中国への興味がはっきりしたのは
明らかにこの頃だったと思います。
本を読んで文革に興味を持ったものの、
当時は全くと言っていいほど
社会主義・共産主義という状態の想像ができませんでした。
なので、ちょっと知りたいかも・・・って感じで
高校の図書室でスターリンとかレーニンとか金親子の本とか、
果ては学生闘争関連の本ばかり借りて読んでいたら、
司書の先生から担任に連絡が行き、
親が呼び出されるという謎の出来事が・・・。
いい思い出です。
で、ワイルドスワン。持ってきたっけ~?と
本棚をゴソゴソしていたら出てきました。
早々に本来の目的から脱線。(引越準備あるある的)
映画のパンフ。
『太陽の少年』はとても良かったです。
ビバ青春。
あー!主人公の母親、この人!
スーチンカオワーさん。
『駱駝祥子』で虎姐役をしていた女優さん。
出てたんですね。
(もうワイルドスワンはどうでもよくなっております)
もう、こうなったら探すのはコレ。
でも出て来ず。
実家の母親に電話したら、
「あー、アンタが好きなおじさんの京劇のヤツね。コン・リーの」
・・・その作品解釈の雑さ加減に、電話口で驚愕。
レスリー・チャンではなく、
もちろんチャン・フォンイーでもなく、
『コン・リーの』覇王別姫?
そんな解釈は知らなんだよ、母ちゃん(笑)
ほんで、還暦のアンタがおじさんとか言うなー。
あ、うちの母親は私なんかよりずっと前に
レンタルDVDで『始皇帝列伝』を見終わっていたというツワモノです。
そういえば、母とも旦那さんとも、
昔から中国の映画をよく見ておりました。
既出の北京在住だった友人とは『初恋の来た道』を見に行きました。
今では大スターのチャン・ツィイーの(たぶん)デビュー作です。
最後の方の、
チャン・ツィイーが都会に帰ってゆく初恋の先生を追いかけるシーン。
お鍋を持ったまま走って先生を追いかけて、
ステン!と転んでご飯がガッシャーン!なのですが・・・
その「健気でしょ!」って感じがあざとくて苦笑してしまい、
「もういいね」とか言って途中で映画館を出たのを思い出しました。
いや~、ムダに尖ってたあの頃。
うわ!こんなのも出てきた!!
ほんの一時、旦那さんと習いに行っていた『木蘭拳』の教本!!
せっかく先生が向こうで買ってきてくれたのに、
扇を持つまでに至らず。
最初の套路を覚えたかどうかの所で
諸々の事情によりやむを得ず断念。
中国語は絶対こうならないように、
スパルタン張豊毅老師の監視をつけておこう。
「ちゃんとやるのだぞ!」