私がやっている中国語の文法基本例文暗唱ドリル。
このドリルの目的は、その名の通り『例文暗唱』です。
実は私、暗記がニガテな方ではないのです。
一課の例文は10個。一日あれば充分な量です。
文も覚えた、ピンインも覚えた。
発音の良し悪しはともかく、一応間違いなく読める。
だけど、
CDの音声と自分の読み方が違うのがとても気になります。
何というか、抑揚が足りない気が。
四声の抑揚やフレーズごとのスピード(強弱?)が違うのです。
なので、数日かけて音声と自分の読み方が近くなるまで練習して、
正確にできたと感じたらその課を終わる、という事にしました。
四声の抑揚は、音域も関係ある気がします。
そういえば「日本語は、中国語に比べて使う音域が狭い」と
今行っている中国語学校の先生が言っていました。
抑揚をはっきりさせる為には、
私の場合は高い音に気をつけるといいのかも…。
そんな事を思いながらやった、ドリル第六課。
【動作の経験「过」】
你喝过茅台酒吗?
我没吃过北京烤鸭。
地板已经擦过了。
这个人我好像在哪儿见过。
前几天冷过一阵子。
老郭年轻的时候学过一点儿德语。
小章从来没有这么高兴过。
你以前看过这出戏没有?
这件事是确认过的。
冲过澡再去也不晚。
“你以前看过这出戏没有?”
あなたは以前この芝居を見た事がありますか?
この疑問文の“没有?”は、尻上がりで軽めのトーン。
そこが気になりはするものの、
実はこの文では“这出戏”がスムーズに言えませんでした…。
何か知ってる単語で同じ音ないかな、と思ったら
「办公室」が浮かんで解決(笑)
“小章从来没有这么高兴过”
章さんは今までこんなに喜んだ事はない
この文の読み方はとても抑揚がありました。
“从来”はしっかり2声2声でグイッと上がって、
“没有”はその高さのままさらっと。
“这么”でかなり急降下して、低くなった所からの“高兴过”です。
“过”はだいぶ低い音になっています。
“这么高兴过”は、ひとかたまりに読む感じ。
最後の例文の“再去也不晚”もそんな風に聞こえます。
『動作の進行』の課の例文で
“别吵!教室里上课呢”っていうのがあったんですが、
CDの読み方は全体的に低ーい声で冷たい感じでした。
相原先生の『中国語の学び方』という本にも書いてありましたが、
話すというのは感情が入る行為です。
どういう時に、どんな風にその言葉を言うのか?
そこも気にかけながらやって行こうと思います。